前回の記事で「気になった点」として少しだけ触れたポール式モニターアームの「ずり落ち」問題。実際に対策を講じてみました。
Amazonベーシックのデュアルモニターアームを調整中、固定レバーを少し緩めた瞬間、アームが勢いよく下がり、モニターが落ちそうに…! このままではモニターが破損するリスクがあるため、何とかして「ずり落ち」を防ぐ方法を考えてみました。
そこで今回は、アームが落ちないように試した対策をご紹介します。
モニターアームずり落ち防止対策
今回は、アーム下側のポールに金具を取り付ける方法を試しました。ポールに金具をしっかり固定することで、それ以上アームが下がるのを防げます。
使用したのは、自転車やバイクでよく使われるパイプステーという金具と、ホームセンターで簡単に手に入るゴムシートの2つです。

使用した金具:パイプステーとは
今回、「パイプステー」という金具を使用しました。
パイプステーとは、バイクや自転車などのパイプ状の部品(フレームやハンドルバーなど)に取り付けて、他のアクセサリーパーツを固定するためのブラケットです。
例えば、ライトやカメラマウント、スマホホルダー、などを後付けで固定する用途で使われます。
パイプステーの取り付け
Amazonベーシックのデュアルモニターアームのポールは直径約35mm。それに合ったサイズのパイプステー(18mm~42mm対応)を用意し、ポールに取り付けました。
取り付け方法
取り付け方はとても簡単!
- パイプステーのネジを外し、ポールを挟む
- ポールを傷つけず、滑りにくくするため、パイプとパイプステーの間にゴムシートを挟む
※ ゴムシートは適当なサイズにカットして使います - ネジを締めてしっかり固定する

パイプステーの効果
モニターアームをポールに固定するためのレバーを開放しても、パイプステーがしっかりとアームを支えてくれています。ずり落ちを防ぎ、安定感が向上しました!

まとめ
Amazonベーシックのデュアルモニターアームは固定レバーをしっかり締めていればアームがずり落ちることはない構造になっています。しかし、万が一の緩みや経年劣化による固定力の低下を考えると、不意にアームがずり落ちる可能性を完全に排除するのは難しいかもしれません。そこで、補助的な対策としてパイプステーをポールに取り付け、さらにゴムシートを挟むことで滑りにくくし、ポールを傷つけない工夫も加えました。その結果、アームを支える強度が増し、固定レバーを開放しても不用意に下がることがなくなり、安定性が向上しました。
この対策をすることで、より安心してモニターアームを使用できるので、モニターアームの「ずり落ち」に悩んでいる方や、安全性を高めたい方は、ぜひ試してみてください!
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