パソコンやキーボードのホコリ掃除に便利なエアダスター。今までスプレー式のものを使用していましたが、スプレー式は使い切ると買い替えが必要でランニングコストがかかるうえ、ガスの残量を気にしながら使わなければなりませんでした。そこで今回は、繰り返し充電して使えるGENTOS（ジェントス）の充電式小型ブロワー『疾風（はやて）HYT-4L』を試してみました。
疾風（はやて）HYT-4Lの特長
GENTOSの充電式小型ブロワーHYT-4Lは、USB充電式のコードレス仕様で、コンパクトながらも強力な風量を発揮します。スプレー式とは異なり、ランニングコストがほぼかからないため経済的です。長押しすることで最大風量を出せるブーストモードを搭載し、風量とバッテリー残量を確認できるインジケーターも備えています。また、過熱を防ぐ自動停止機能を搭載しており、安全性にも配慮されています。さらに、スポットビームで照射するLEDライトを備えており、照明としても使用できます
疾風（はやて）HYT-4Lの仕様
- 使用電池：リチウムイオン充電池内蔵 7.4V 2,500mAh 18.5Wh
- 充電時間：約2時間
- 本体サイズ：幅 約37mm × 高さ 約129mm × 奥行き 約78mm
- 本体質量：約254g
- 付属品：ブロワーヘッド、シリコンノズル、USB Type-Cケーブル、取扱説明書
●ブロワー
- 回転数（回転毎分）： 【弱】約40,000rpm ・【中】約50,000rpm ・【強】約80,000rpm ・【ブースト】約130,000rpm
- 風速：【弱】約14 m/s ・【中】約21 m/s ・【強】約30 m/s ・【ブースト】約45 m/s
- 自動停止時間：【弱】約60分 ・【中】約10分 ・【強】約10分
- 使用可能時間：【弱】約90分 ・【中】約40分 ・【強】約20分 ・【ブースト】約10分
●ライト
- 使用光源：高輝度チップタイプ白色LED×1
- 明るさ：約120ルーメン
- 自動停止時間：約60分
- 照射距離：約56m（最大時）
疾風（はやて）HYT-4Lの使用方法
付属アタッチメント
アタッチメントには、ブロワーヘッドとシリコンノズルが付属しており、これらを取り付けることで送風範囲を広範囲、中範囲、ピンポイントに切り替えることができます。
ブロワーヘッドはマグネット式で素早く脱着することができます。
また、シリコンノズルは柔軟性があり、ブロワーヘッドに押し込むことで簡単に取り付けられます。
ブロワー機能
電源オン・風量調節
- 電源オン：ブロワースイッチをダブルクリックすると風量【弱】で起動します
- 風量調節：【弱】の状態でスイッチを1回押すごとに → 【中】→【強】→【弱】と繰り返し切り替わります
- 電源オフ：スイッチを長押し
ブーストモード
停止中にブロワースイッチを長押しすると、押している間だけ最大風量で作動します。
ライト機能
ライトメーカーのGENTOSらしく、底面にはLEDライトが搭載されています。
消灯状態からライトスイッチを押すたびに、【点灯】→【クイック点滅】→【スロー点滅】→【消灯】とモードが切り替わります。
バッテリー/風量 インジケーター
ブロワーの吸気側には3つのインジケーターがあります。
- バッテリーインジケーター（左側）［白点滅］
- バッテリー残量0～25％ → 1回点滅
- バッテリー残量25～75％ → 2回点滅
- バッテリー残量75～100％ → 3回点滅
- 風量インジケーター（中央・右側）［青点灯］
- 弱モード → どちらも消灯
- 中モード → 中央のみ点灯
- 強モード → 右側のみ点灯
- ブーストモード →どちらも点灯
バッテリーインジケーターは白点滅し、風量インジケーターは青点灯して現在の状態を示します。
充電
充電中はチャージングインジケーターが赤点灯し、充電が完了すると緑点灯に変わります。
実際に使ってみた
コンパクトなサイズながら、思った以上に強い風量があり、最初に使ったときは驚きました。特に、ブーストモードでは、スプレー式エアダスターほどの瞬発力はありませんが、最大風量を一時的に出せるのがとても便利です。頻繁に使うなら、コスパも良く、スプレー式と違ってゴミが出ず、環境にも優しい点が魅力です。
用途としては、エアダスターや小型ブロワーとして活躍でき、パソコンやキーボードの掃除、車内のクリーニング、洗車後の水切り、衣服に付いたホコリや花粉の除去など、さまざまなシーンで役立ちます。また、キャンプの火起こし用のブロワーとしても使えるのではないでしょうか。
疾風（はやて）HYT-4Lのメリット・デメリット
疾風（はやて）HYT-4Lのメリット
- サイズの割に風量が強い：非常にコンパクトなのに、予想以上に強力な風を出せるので、持ち運びにも便利
- 風量の調節が可能：強さを調整できるため、用途に合わせた風量で使用でき便利
- 繰り返し使えて経済的：一度購入すれば何度も使用できるため、ランニングコストがほぼかかりません
- 可燃性ガスを使わない：スプレー式のエアダスターのように可燃性ガスを使わないので危険性が少ない
- ゴミが出ず環境に優しい：使い捨てのスプレー式とは違い、缶などのゴミが出ないため、環境に配慮したアイテム
疾風（はやて）HYT-4Lのデメリット
- 瞬発力がスプレー式に劣る：スプレー式エアダスターに比べて瞬時に風を吹き出す能力が低いため、勢いが必要な場面では不向き
- バッテリー残量が分かりにくい：残量表示が点滅でしか表示されないため、バッテリー残量が分かりづらい
- ブロワースイッチが押しにくい：スイッチが柔らかく凹凸が少ないため、操作がしにくく感じることがある
- ライトは不要：ライトメーカーのGENTOSとしてのこだわりだと思いますが…、ライト機能は個人的には不要
※ ライトを搭載するのであれば、底面ではなく、取り除いたゴミやホコリが残っていないかすぐに確認できるように、送風口側に配置してほしいですね
まとめ
『疾風（はやて）HYT-4L』は、コンパクトでありながら強力な風量を発揮し、繰り返し充電して使用できるため、経済的で環境にも優しいアイテムです。パソコンやキーボードの掃除、車内のクリーニング、さらにはキャンプでの火起こしなど、一台何役もこなし、日常生活やアウトドアで活躍するでしょう。
長期的に見ればコスパも良く、さまざまなシーンで活躍できる、非常に便利なアイテムと言えるでしょう。
| メリット | デメリット |
| ・コンパクトなのに風量が強い ・風量調節ができる ・繰り返し使える ・可燃性ガスを使わないので安全 ・スプレー缶などのゴミが出ない | ・スプレー式のような瞬発力は無い ・バッテリー残量が分かりにくい ・ブロワースイッチが操作しにくい ・ライトは不要 |
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