ARATAYAでは約10年前に中古の革漉き機を導入しました。株式会社ニッピ機械(NIPPY)の普及型NP-2です。
最近、部品のビヤダル(送りローラー)を交換する必要があり、ニッピ純正のものを注文しましたが、到着までに少し時間がかかることになりました。
そこで、ネットで見つけた激安の代替品のビヤダルが使えるのかチャレンジしてみることにしました。
激安ビヤダル
まずビヤダルとはどういう部品かというと、
革漉き機に使用される特殊なローラーで、革を刃に送り込む役割を果たします。
ネットで見つけました!純正ビヤダルの約4分の1の価格でした。
メーカー名は表示されておらず、【訳アリ】と表示されていました。
商品が届いて確認すると、「NIPPY」ならぬ「HAPPY」でした。(笑)
ビヤダル交換作業
ビヤダルを交換する際には、ビヤダルの位置や角度を調整するユニットの外し方や他の注意点がありますが、今回はそれを省略します。
近いうちに、純正のビヤダルと交換する手順を詳しく説明する記事を投稿する予定です。そちらで詳細に解説させていただきます。
ユニットへビヤダルを取り付ける
ユニットから今まで使っていたビヤダルを外し、HAPPYのビヤダルを取り付けました。
すると…
ビヤダルを取り付ける軸には油を注入する穴があり、ユニット側の穴と位置を揃える必要があります。(赤丸部分)
しかし、穴の位置を揃えると、ユニットとビヤダルの間にすき間が空いてしまいました。(赤矢印部分)
この状態では、回転させるとビヤダルが左右に動いてしまう可能性があります。
そこで、もう少し押し込んでみると…
穴の位置がズレてしまいましたが、なんとかビヤダルを適切な位置に持ってくることができました。
ユニットを本体へ戻す
ユニットを本体に戻す際、ジョイントでビヤダル側と本体側をつなぐのですが…
ここで問題発生しました。
ジョイントが入りません。サイズが合いませんでした。
これでは、ビヤダルが正常に動作しません。。。
今まで使用していたビヤダルだとしっかり収まっています。
結 果
チャレンジはうまくいきませんでした。
結果的に、激安ビヤダルは、私が使用している革漉き機(ニッピ機械 NP-2)には正しく取り付けることはできませんでした。
本体に戻し、「精度が低くて使いづらいな」とか「意外と使えるかもしれないな」という結果を予想していましたが、思いがけず途中で終了してしまいました。
HAPPYENDにはなりませんでした。。。
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