本記事では、レザークラフトでキーオーガナイザーを自作する手順をご紹介します。接着や縫い合わせる作業が不要なので、初心者の方でも簡単に自作できると思います。
また、無料の型紙データもご用意しましたので、ぜひ活用してください。
用意する材料
この記事で使用する材料はあくまで一例です。自分の好みに合わせて革や金具をカスタマイズして製作してみてください。
・牛ヌメ革(厚さ3mm)
・Dリング(内径20mm)
・組みネジ(軸径4mm)
・ワッシャー(内径4mm・外径10mm)※内径は組みネジの軸径に合わせてください
記事の最後に今回使用した材料のリンクを作成しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
必要な工具類
・カッター
・カッティングマット
・ハンマー(木槌)
・ゴム板
・穴あけポンチ(φ4mm) ※組みネジの軸径に合わせてください
・丸ギリ
型紙の作成
※ 幅を20・21・23・24・25・26mmの6種類のデータをご用意しましたので、Dリングのサイズに合ったモノをご使用ください
無料の型紙データをプリントアウトし、厚紙に貼り付けて型紙を作ります。
型紙の作り方については、以前の記事を参考にして型紙を作成してください。
今回は、Dリングの内径サイズに合わせ、幅20mmの型紙を作成します。
革のカットと穴あけ
型紙を革にあてて、型紙の周囲を丸ギリを使用して革をけがきます。同時に、ポンチで穴を開ける位置も合わせて印しておきます。
次に、カッターを使用して革をカットします。けがき線をなぞりながら革を切り取ります。カットの際は、安全に注意しながら、正確なカットを心掛けてください。
カットが完了したら、ポンチを使用して組みネジを通す穴を開けます。
組み立て
部品が全て揃ったので、組み立て(カギの取り付け)を行います。
まず、革の中央付近までDリングを通し、折り曲げます。
次に、組みネジを穴に通します。その際、革をワッシャーで挟むようにして、組みネジを通します。
後は、カギを通し、隙間をワッシャーで調節して、最後に組みネジを締めれば完成です。
カギ取り付け時の注意点
組みネジは適度な力で締めましょう。
力を入れすぎると革やネジにダメージを与える可能性があります。カギが回転するか確認し、締めすぎていないことを確認しましょう。一方で、組みネジの締め付けが緩すぎるとカギが回転しすぎたり、ネジが外れてしまう可能性があります。適切な締め具合を保つようにしましょう。
まとめ
今回の作業では、誰でも簡単に製作できるように、コバ磨きや床面の処理をあえて省略しましたが、革本来の風合いや質感をそのまま楽しむことができるのではないでしょうか。
さらに、金具のDリングや組みネジには、経年変化による色の変化を楽しむことができる真鍮製を選びました。真鍮は時間とともに酸化が進み、独特の色合いが生まれます。そのため、使い続けることで革の経年変化と相まって、より渋めのキーオーガナイザーとしての魅力を引き出すことが期待できます。
今回製作したキーオーガナイザーは、あくまで一例にすぎません。金具の種類を変えたり、幅や長さのサイズを調整したり、さまざまなアレンジを加えて、自分好みのキーオーガナイザーを作ってみてください!
【レザークラフトで自作するシリーズ】第2回はコチラ↓
使用した材料のリンク
※ ワッシャーはホームセンターで購入
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