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コバ処理にベルトサンダーを導入して良かった点・気になった点

コバ処理にベルトサンダーを導入して良かった点・気になった点 レザークラフト
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レザークラフトにおいて、作品の仕上がりを左右する重要な工程の一つが「コバ処理」です。
「コバ処理」とは、革の端(コバ)を整える作業のことを指します。
今回は、その作業を効率化するためにベルトサンダーを導入してみました。ベルトサンダーを実際に使用してみて感じたメリット・デメリット、そしてカスタマイズについて詳しく解説したいと思います。

ベルトサンダーを導入

ベルトサンダーは、ベルト状のやすりを回転させて研磨する電動工具です。
手頃な価格でコンパクトなベルトサンダーを見つけたので、実際に購入して使ってみることにしました。
今回、購入したものはコチラ↓

ベルトサンダー付属品
ベルトサンダー:付属品

実際にベルトサンダーで「コバ」を削ってみました。

ベルトサンダーでコバ処理

今まで手作業で時間がかかっていた作業が、回転するヤスリ部分に革を軽く押し当てるだけで簡単に処理ができ、短時間で「コバ」がキレイに整いました。

ベルトサンダーでコバ処理
左:before 右:after

良かった点

作業効率

まず第一に、作業効率が格段に向上しました。以前は手作業でサンドペーパーを使っていた作業が、ベルトサンダーを使うことで非常に迅速に処理できるようになりました。

コンパクト

本体のサイズは縦約150×横約133×高さ約115mmと、非常にコンパクトです。重量も約1.2~3kg(本体のみ)と軽量で、片手で簡単に持ち上げられるので移動もラクラクです。
 

気になった点

回転速度

回転速度をアダプター側で7段階(12/15/16/18/19/20/24V)に調整できるのですが、ちょうど良い速度が見つからず、最低の12Vでも速く感じました。

ベルトサンダー用7段階速度調整アダプター

狭い箇所には不向き

直線部分を削るのは比較的簡単ですが、曲線部分は力の調整に慣れが必要です。また、狭いくぼみ部分などはサンダーが届かないことがあり、従来の方法で処理する必要があります。

狭いくぼみ部分の研磨はできない
狭いくぼみ部分の研磨はできない

巻き込み

良くも悪くも、シンプルな機械なので、駆動部分がほとんどむき出しの状態です。そのため、電源コードなどが近くにあると巻き込んでしまう恐れがあり少し不安です。電源コードを固定するなどの対策が必要です。

電源コードの巻き込みに注意
電源コードの巻き込みに注意

耐久性

機械自体はモーターでベルトを回転させるという簡単なシステムなので、すぐに壊れるものではないと思いますが…
ところどころにバリが残っているなど、少し雑な造りが見受けられるため、耐久性には不安があります。
 

購入時の注意点

速度調整機能

今回のベルトサンダーの購入で失敗した点は、速度調整機能を甘く見過ぎたことでした。アダプター側で7段階の調整ができるという点に頼りすぎていて、実際に使ってみると操作が不便で、理想的な速度が見つからないことに気付きました。ベルトサンダーを購入する際は、回転速度を無段階で調整できるものを選ぶことがおすすめです。

交換ベルト

交換用のベルトの入手が容易かどうかも大切です。他のベルトサンダーのレビューには、「交換用ベルトが見つからない」とか「サイズが合わない」という内容もあり、購入後に困ることもあるようです。

ベルトサンダー用交換ベルト
交換用ベルト

カスタマイズ

付属アダプターの回転速度調整が扱いづらく感じ、それが気になっていたので、無段階調整可能な新しいアダプターを別途購入してみました。
手元で12Vまで無段階で調整でき、電源を切ることも可能なので、かなり使い勝手が向上しました。

ベルトサンダー交換用アダプター
無段階調整可能なアダプター

まとめ

コンパクトで軽量なのは魅力的ですが、「細かい箇所の処理には不向き」・「駆動部分への巻き込みに注意」など気になった点もあります。また、付属アダプターの操作性が悪い点もありましたが、無段階調整可能なアダプターを別途購入することで操作性を改善することができました。
 
購入当初はこのベルトサンダーの粗い造りを見て、仕上がり方がとても心配でしたが、実際に使ってみると、こんなに効率が向上するとは予想外でした。
費用対効果を考えると、購入して本当に良かったと思います。
 
みなさんも、ご自身の作業ニーズに合ったベルトサンダーを見つけてみてはいかがでしょうか。

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