猫を家族に迎え入れたいと思っても、初めての人にとって、何を準備したらいいのか、わからないことだらけです。この記事では、初めて猫を迎える際の用意しておきたいアイテムを中心に説明します。安心して猫を迎え入れるために、ぜひ以下をチェックしてみてください。
心構え
単に「カワイイ！」だけでなく、猫を迎え入れるという決断には現実的な側面からも考えなければなりません。
キャットフード、猫砂、医療費など、日常的な費用や様々な出来事に対処する必要があります。それでも、最期まで猫と共に生活するという「責任」を理解し、飼い主はもちろん、猫の生涯も幸せになれるよう「覚悟」を持って迎え入れましょう。
必要なアイテム
キャットフード
ドライフード、ウェットフードがありますが、必要な栄養素がバランスよく含まれている「総合栄養食」の表示があるものを選択しましょう。「総合栄養食」の表示のないものは、一般食やおやつなどに分類されるので、主食にはなりません。一般食を与える際には「総合栄養食」と併用するなど、猫の栄養バランスを保つように心掛けましょう。
新しい環境に慣れていない猫は、警戒心から食事や水分を摂らないことがあります。このような場合、水分補給もできるペースト状のおやつを用意しておくと役立つかもしれません。また、仔猫の場合は、猫用ミルクや離乳食を用意しましょう。
食器
猫の食器は素材や形状が色々あり、どれを選ぶか迷うことがあります。ある程度重みがあり、安定感があるもの、猫の体格に合った適切な高さの食器をおすすめします。猫が食事をする際、頭が過度に下がらないように高さを調整することも大切です。
また、エサ用の食器だけでなく、飲み水用の食器を用意することも忘れずに準備しましょう。
トイレ
ノーマルタイプのトイレ、ペットシーツを取り替えるシステムトイレ、全自動で排泄物を処理するタイプなど、実に様々な種類の猫トイレがあります。また、トイレのタイプに合わせて、猫砂、ペットシーツなども揃える必要があります。
猫によってトイレの形状や猫砂の好みがありますので、まずはランニングコストが低く、お手入れが容易なノーマルタイプのトイレから試してみるのもよいでしょう。
ペットキャリー
病院に連れて行く時はもちろん、災害等の避難時にも必要になります。病院へ連れて行く際、猫を入れようとすると警戒して中に入りたがらないことがよくあります。
常にキャリーを部屋に置いておき、猫にとって安心できる隠れ場所や快適なスペースとして認識させることも大切です。
ケージ
新しい環境に慣れるまでの期間、隠れ場所として用意しておくと非常に便利です。普段は猫ハウスとして使い、来客の際、怖がりな猫の避難場所としても役立ちます。同時に、猫が苦手な来客者がいる場合に、猫を一時的にケージに入れておくこともできます。
爪とぎ
爪とぎの設置は、猫の爪の健康を保つだけでなく、ストレス発散などに有効です。同時に猫が家具や壁などの不適切な場所での爪とぎを軽減するのに役立ちます。したがって、爪とぎは猫と飼い主の両方にとってメリットのあるアイテムとも言えます。
以上が、猫を家に迎える際に、用意しておきたいアイテムです。
その他アイテム
一度にすべてのアイテムを揃えることは、かなりの費用がかかりますので、段階的に購入していきましょう。
ボディケア用品
猫のボディケア用品でよく使用するものの中に、ブラシや爪切りがあります。
ブラッシングを定期的に行うことで、抜け毛を事前に取り除き、飲み込む毛の量を減らし、毛玉を吐く頻度を減少させることができます。
また、猫の爪を切る場合、人間用の爪切りでも切ることは可能ですが、猫の爪は人間の爪とは異なる構造を持つため、ペット用の爪切りを使うことがより適切です。
おもちゃ
猫はおもちゃを通じて運動し、ストレスを軽減できます。猫は狩猟本能を持っており、室内生活では、この本能を満たすことができないことがストレスの原因になります。おもちゃを使用することで、猫は狩りのように楽しむことができ、ストレスや運動不足が解消されます。
おもちゃで猫と遊ぶことによって、飼い主とのスキンシップを深めるのにも役立ちます。猫との信頼関係を築き、楽しい時間を共有しましょう。
キャットタワー
猫は本能的に高い場所を好み、安全な場所として利用します。室内飼いの場合、運動不足になるとストレスや肥満のリスクが高まります。キャットタワーは高所へのアクセスや隠れ場所を提供し、猫の安心感や運動不足の解消に役立ちます。
ベッド
猫はほとんどの時間を寝て過ごす生き物ですから、快適なベッドはとても大切です。
ベッドにはさまざまなタイプがあり、シンプルなオープン型ものから、ドーム型、ソファー型、ハンモック型など多彩な選択肢があります。
猫を家に迎えてしばらくの間は、膝掛けやバスタオルなどでも代用できますが、将来的には猫のために特別に設計されたベッドも検討してみてましょう。
掃除用品など
猫の抜け毛は、服に付着したり、カーペットの繊維に入り込んだりすることがよくあります。この抜け毛の問題に対処するために、エチケットブラシ、粘着ローラーなどの一般的なものから、ペットの抜け毛に特化したブラシやクリーナーもあります。
消臭剤も必要になるかもしれません。ただし、ペットの消臭剤を選ぶ際には、ペットに害がない製品を選ぶことが大切です。科学的な成分を含む消臭剤は、ペットの身体に付着したり、舐めてしまったりするリスクがあるため、用心深く選びましょう。
まとめ
上記のアイテムを揃えて十分準備し、猫を家族に迎え入れましょう。
また、猫を飼うことは、単なる可愛さだけでなく、「責任」と「覚悟」が必要です。愛情とケアを持って、飼い主としての責務を全うし、猫が幸せな生活を送ることができるようにしましょう。
猫との絆を築き、共に幸せな日々を過ごすことができるでしょう。
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